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人間も他律的なものから自由になれない存在なのだろうか?

イモリの一種などでは、個体密度が高くなったときに、一部の個体が肉食型に変形し、共食いを始めることがある。
バッタ(グラスホッパー)の一種などでは、普段は単独性で、隠蔽的で、あまり目立たない生活をしているが、ある種の特殊な条件のもとで隠蔽色が消え鮮やかな縞模様が現れる。行動も単独性を捨て、集合して恐ろしい結果をもたらす。それは聖書の記述からもわかるだろう。
また、北米のバッタの一部は集合相を発生させる能力を備えながらも、バッタの災害の記録がない。
これらの生物は、環境という他律的なものから細胞レベルまで支配されていることがうかがえる。
人間の場合、いったん分化した細胞が、勝手に別の細胞に分化することはないが、他律的なもので何も影響がないわけではない。恐ろしい武器を生み出すことからもこのことはわかるだろう。
しかし、このような他律的なものから抜け出すことを正義や人道と呼んできたのが人間の歴史でもある。
人間も他律的なものから自由になれない存在なのだろうか?という疑問もあるが、他律的なものに支配されこの世界を地獄にするか、他律的なものから自由を得て地獄を抜け出すかは人の心次第だと思う。
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